赤ちゃんの抱っこの仕方とコツ【縦抱っこでそる】で後悔しないための体験談

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赤ちゃん 縦抱っこ

赤ちゃんてどうやって抱っこしたらいいんだろう?

初めての育児だと戸惑いませんか?

にちこ
にちこ

私もそんな疑問と不安を抱えながら、最初は自己流で抱っこをしていました。

とくに縦抱きがしやすかったのでよくしていたのですが、それが実はよくなかったということを後で知ることに。

同じような疑問や不安を持つ方が、私と同じ失敗をしないように、色々調べたり助産師さんから教えていただいたことをご紹介します。

目次

赤ちゃんに縦抱っこはよくない!?

「縦抱っこをすると泣き止む」という赤ちゃんもいますよね。

にちこ
にちこ

わかります!うちの子もそういうタイプでした。

赤ちゃんも視界が変わって気分転換になる、ママやパパの顔が近くてよく見えるから安心、ということもあるようです。

体をしっかり支えて背中を丸める、というちゃんとした抱き方で、短時間であれば問題はありません。

でも、体を十分支えず不安定な状態にしたり、背中をまっすぐ、または反らせてしまうというのはよくないのです。

縦抱っこで長い時間抱っこしていると、どうしてもそうなりやすくなります。

 

新生児や首のすわる(3か月ころ)前の赤ちゃんの抱っこの仕方として、おススメは横抱っこです。

縦抱っこをしても大丈夫、という人もいますが、これはやり方がしっかりわかっている場合に限ってのこと

縦の姿勢を維持できるのは、大人にとってみれば大したことではないですが、じつはたくさんの筋肉が調整し合って初めて出来ます。

発達神経内科医の林マリさんの著作「やさしく学ぶからだの発達」によると、赤ちゃんの頭は横幅よりも縦幅の方が長く、縦にすると後ろに反りやすいかたちになっています。

さらに体の軸もまだできていないので、頭、肩、腰をまっすぐ保つことはまだできません。

3~4か月になって「首がすわる」のは、首、腕、胸、背中の筋肉が少しづつついていった状態なんですね。

ということは、その前の赤ちゃんを縦抱きするというのは、筋肉という支えのない、非常に不安定な状態になります。

カラダの軸もできていないので、左右もぐらぐら。

本来なら丸くなっていたい背中も、ピンと伸びてしまったり、反ってしまったりという体勢になりやすくなります。

赤ちゃんを縦抱っこする場合は、しっかりと頭から首のあたりを支えつつ、背中が丸くなるように気をつける必要があります。

縦抱っこでそることが続いた結果・・

抱っこしやすいからという理由で、うちでは新生児の時から、よく縦抱っこをしていました。

自己流だったので、しっかり頭や首を支えきれていないし、背中を丸めるということも意識していませんでした。

生後6か月ごろのこと、赤ちゃんとママ向けのヨガに参加したのですが、その時に気づいたのです。

にちこ
にちこ

あれ?

うちの子、体がカタくない?

他の同じ月齢の赤ちゃんたちは、上向きに寝た状態で両足が頭の上まで柔らかく届くのですが、うちの子は届かず・・・

大人みたいに身体がかたいのです。

赤ちゃんて、ぐにゃ~って身体柔らかいイメージですよね。

なぜ??と思っていたら、ヨガの先生が、

抱っこはどんな感じてしていますか?

というので、縦抱っこが多いことをお伝えしたのです。

もしかしたら、それが原因かもしれません。変に緊張している状態が普段から続いていて、それで体がカタくなっているようになっている可能性がありますよ

にちこ
にちこ

そうなんですかー!

そこで、縦抱っこが良くないことを知りました!

 

そのヨガの先生は「まんまる抱っこ」という抱っこを実践されている人で、抱っこの仕方のレッスンもしているというので、すぐに夫婦そろって受けることに。

そこで教えてもらった「まんまる抱っこ」に変えてみたら、確かにだんだんと赤ちゃんの体の緊張がとれるようになり、何となく機嫌もいい。さらには寝付きも良くなったのです!

抱っこの仕方に問題があったとはー!

当時の私には目からウロコ!

 

にちこ
にちこ

縦抱っこでいつも緊張させてしまっていたのね。

ゴメンね・・

 

赤ちゃんの抱き方に迷ったら「まんまる抱っこ」をおススメします。

赤ちゃんの抱っこの仕方とコツ~「まんまる抱っこ」とは?

「まんまる抱っこ」とは、産前産後の腰痛対策ベルトの「トコちゃんベルト」で有名になった助産師さん(渡辺信子さん)が推奨する抱っこの仕方です。

生まれる前の子宮の中にいたときの体勢が「まんまる」だったことから、それに近い状態にすることで赤ちゃんが安心するし、体に無理がない、という考え方です。

 

簡単な「まんまる抱っこ」のやり方としては、

  • まず両手を組んで胸の前に丸い空間をつくるようにします。
  • そこに赤ちゃんの体がすっぽり入るようにして
  • 片腕のひじの上に赤ちゃんの頭を乗せ
  • もう片腕のひじの上に赤ちゃんの膝の裏を乗せます

イメージとしては、包み込むような感じです。

 

その際に、以下のポイントを確認しましょう。

  • 赤ちゃんの背中がまん丸(Cの字)になるようにすること
  • 赤ちゃんの体がねじれたり曲がったりしないこと(顔・胸・おへそ・足がまっすぐ一直線上にある)
  • 首が後ろに反れないこと

 

なかなかイメージが伝わりにくいですよね。

こちらの動画を見ていただくと実際の抱き方がよくわかると思います。

 

渡辺信子さんの本でも、この「まんまる抱っこ」がなぜいいのか、やり方が詳しく紹介されていて、すごく参考になります。

[rakuten no=”9784799102992″ shop=”book” kw=”赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本 渡部信子”]

この本の中でも「首がすわるまでは縦抱っこは避けて」と書かれていました。

理由は赤ちゃんの首と背中に大きな負担がかかってしまうから。

やっぱり・・・

私(にちこ)は知らずに、子どもにつらい思いをさせていました。

にちこ
にちこ

「まんまる抱っこ」をもっと早く知っていたら良かったな。

縦抱きで体が固くなってたうちの子も、まんまる抱っこを続けていたら、1歳ごろには他の子と同じように、柔らかい体になっていました。

まとめ

初めて育児で、きっと迷う赤ちゃんの抱っこの仕方について、とくに縦抱っこはよくないことを経験談とともにご紹介しました。

首すわりや腰すわりの前の赤ちゃんは、そもそも縦の姿勢なることが不自然。

筋肉もついていないので、大人がしっかり支えてあげないと赤ちゃんの体に無理や緊張をさせてしまうことになります。

おススメの抱っこの仕方は「まんまる抱っこ」です。

赤ちゃんに無理のない抱っこで親子ともにストレスなく過ごしたいですね。

ご参考になれば嬉しいです!

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