小田原といえば、じつは忍者が有名です。
ときは戦国時代、小田原城城主だった北条氏のもとに、風魔忍者と呼ばれる忍者がつかえ、城を守っていたそうです。このことから、小田原では忍者で町おこしに力を入れています。
2019年4月には小田原城址公園内にある歴史見聞館がリニューアル。
その名も「NINJA館」(忍者館)、誰でも気軽に忍者体験ができる施設として生まれ変わりました。

うちの3歳児は忍者が大好き!
さっそくリニューアル直後のゴールデンウイークに行ってきました。
今回は、小田原城に新しくできた忍者館の、気になる内部はどんな感じだったかについて、実際の写真とともにご紹介します。
小田原城 忍者館(歴史見聞館)の内部はこんな感じ
忍者館(歴史見聞館)の館内は大きく5つのエリアに分かれています。
- プロローグ
- 戦国シアター
- 忍術体験ゾーン
- 実践ゾーン
- エピローグ
1から順番に経路をたどって回ります。
全体をぐるっと見て回ってみたところ、所要時間は20分ほどでした。
最初にある「任務」を言い渡され、それにしたがって「忍術体験ゾーン」や「実践ゾーン」をクリアしていく、というゲーム感覚で進んでいく仕組みになっています。
それぞれ順を追ってご紹介しますね。
受付で任務の書かれたシートを入手
受付でチケット(大人300円、小中学生100円)を渡すと、「密書」と書かれたカードがもらえます。
裏面は「忍び文字シート」になっていて、忍術体験ゾーンにあるスタンプを集めていくと4つの「忍び文字」(暗号)がわかるようになっています。
プロローグ
「戦国シアター」は入れ替え制なので、順番を待っている間に、「プロローグ」エリアの展示で、小田原城の歴史と忍者の関係について学びます。

ほんとに忍者っていたんですねー
忍者が使っていた道具も展示されていて、結構リアルに想像ができます。
戦国シアター
シアタールームで3分の映像をみます。
迫力のある映像で、小さな子供どもは泣いたり怖がったりしてしまうこともあるそう。
そのときは、さきに通路を進んでもらっていいですよ、との説明がありました。
でも、わが家の3歳児はへっちゃら。
「おおーっ!」と歓声をあげて、だいぶテンションが上がったようです。
敵に包囲された小田原城を守るため、風魔忍者から「任務」が言い渡されます。
すっかり気分は忍者!
忍術体験ゾーン
忍者になったつもりで、さまざまな忍術を体験することができます。
まずは「侵入術」
壁をロッククライミングのようにしたり、綱をつたって登っていきます。
横には普通に通れる通路があるので、参加しないで見るだけというのも大丈夫ですよ。
「水術」
池の上のハスをつたって渡ります。
「からくり屋敷」
壁に隠し扉や抜け道があったり、剣が隠してあってり、ちょっとしたからくりがいろいろなところに。
「隠形術」
いわゆる忍法「隠れみの術」ですね。布を引っ張り上げて隠れたり、岩陰にひぞんだり。
忍術体験ゾーン内には4か所、スタンプを押すところがあります。
ここに最初にもらった「密書」カードを差し込むと文字に丸印がつくので、4つ揃ったところで、何を意味するかを当てます。
その暗号を解読したら、実践ゾーンへと進みます。
実践ゾーン
体験型シアターといって、参加者の手ぶりを感知して、映像に映る敵に対して手裏剣が投げられる仕組み。
1回の対戦を5人くらいで行います。
みんなでガンバって手を動かさないと負けてしまいます。
手をたくさん振って、振って、振って、手裏剣を連打!
最後は、どっちが勝つのか?!

なんと、私たちがやったときは動きが足りなかったのか、負けてしまいました~!
エピローグ
これで終了。最初の入り口のところに出てきます。
4つの暗号文字を解明した「密書」は、天守閣に持っていくと、ステッカーをもらえるそうです。
出口の横には、忍者のバッチのガチャガチャがありました。
うちの3歳児はガチャガチャ大好きなので、興味津々!
欲しがったのですが、「あ、お外に何かあるー!」と何とかかわして脱出成功。
小田原城 忍者館(歴史見聞館)の混雑状況は?
4月にオープンしたばかりなので、きっと混雑するのでは?
と覚悟していったのですが、
私たちが行ったゴールデンウイーク後半の日曜日(午後13時ごろ)は
ガラガラ!
体験シアターなんて、わが家だけの貸し切り状態。
ゆっくりと楽しむことができました。
歴史見聞館の外には、整理券を配布する用の看板が置いてあったので、きっとオープン直後は行列していたんだと思います。
ふだんはそんなに混むことはなさそうです。
とはいえ、館内はコンパクトな広さなので、団体の方が入るとすぐにいっぱいになってしまいます。
混んでいるようなら、先に天守閣の観光をしてから寄るといいと思います。
ちょっとタイミングをずらせば、ゆったりと楽しめますよ。
ちなみに、小田原城には他にも忍者の衣装を借りられるところがあります。
金額も子供300円とリーズナブル!

それから小さな子どもさんには、遊園地もおすすめ!

小田原城 忍者館(歴史見聞館)の感想~リアル口コミ
幼児さんや小学生低学年くらいのお子さんには、忍者になりきって楽しめて、いい体験だと思います。

ただ、大人が楽しむには、ちょっと物足りないかも。
それから、多かったのは海外からの観光客(外国人)の方々。
確かに、NINJAは世界的に人気ですよね。
子供たちと一緒に、楽しそうに忍者体験をされていました。
ほかにも忍者館に行かれた人はどんな感想をもったのか、口コミをツイッターで探してみました。
息子の4歳のお誕生日は本人の忍者になりたい!との希望を叶えるために小田原城で忍者装束と忍者館での体験でした☺️
鉄の手裏剣を投げるコーナーだけはまだちっちゃいから無理だったけどゴムの手裏剣を持ってご機嫌な1日でした😁 pic.twitter.com/B6KOeOnDF1— にゃー (@hqe48SpFdl3uQuy) 2019年6月24日
小田原の見聞館が忍者館にリニューアルしてるんやけど、ナレーションの声優さんが浪川さんで、ホンマにびっくりしたよ!!
『~負けられない、戦いがある!( ・`д・´)キリッ』
てか、前の見聞館にあったイケメン氏政(私のアイコンに使ってる)人形どこにいったん??? pic.twitter.com/quRkcdq6XW— みっちぇる (@uechimichi) 2019年6月19日
小田原城内にある忍者館へ。リニューアル後、初入館。内容は子供向けのアトラクションでした。(苦笑) pic.twitter.com/wCWwsgJrY0
— アルンV3 (@5611arun) 2019年5月7日
そうそう、館内のナレーションは、その世界では有名な浪川大輔氏と若手実力派声優といわれる左座翔丸氏がされているそうです!
どうりで聞きやすい、いい声でした!
忍者館(歴史見聞館)の基本情報
歴史見聞館「NINJA館」
【開館時間】 9:00~17:00(16:30入館締切)※時期によって延長あり
【休館日】 12月31日、1月1日
【入場料】 大人300円 子ども100円 (団体30名以上 大人240円 子ども80円)
【アクセス】 小田原城址公園内(小田原駅より徒歩10分)
小田原城址公園のマップ内で、赤字の丸で囲ったところ、二の丸広場に忍者館はあります。
まとめ
小田原城に新しくできた「NINJA館」(忍者館/歴史見聞館)はどんな感じだったかについてご紹介しました。
小田原城では、ほかにも、忍者の衣装に変身することができるスポットもあります。お姫様の衣装や甲冑の武士姿になることもできて、子どもから大人まで人気です。

うちの3歳児は、忍者館で忍者体験して、さらには忍者の衣装に変身して、大満足!
さらに、小さなお子さんがいる場合は、小田原城址公園内のちいさな遊園地もおすすめです。

天守閣にのぼって観光をしたりしていたら、丸1日じゅうぶんに遊べます。
毎年8月下旬には「風魔まつり」という忍者のお祭りも行われます。
小田原城で忍者気分にどっぷりつかって楽しめます。
ご参考になれば嬉しいです。